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2023年04月01日

どの時代でも必要とされるスキルを
身につけられる場所

難波 諒太郎(29)

執行役員 / Meta事業部長 / リードエンドエンジニア

2018年8月 アーリーワークスに入社。
Meta事業部の事業部長、リードエンジニアとして業務を行う傍ら、執行役員を勤めている。

プロダクトを生み出したいという思いから生まれた
エンジニアの道

——難波さんにはアーリーワークスで働くエンジニアを代表して、個性や仕事に対する捉え方、実際の仕事内容についてお聞きしたいと思っています。まず初めに、簡単な自己紹介とエンジニアになるまでの道のりについてお聞かせください。

難波:Meta事業部で事業部長をしている難波です。マネージャーという立場と兼務してリードエンジニアという立場で、制作現場の前線で仕事をしています。学生の頃からエンジニアに興味があって志していたわけではなく、プロダクトをローンチしたいという想いだけがありまして、それに必要な技術を吸収していくうちにエンジニアリングというスキルに惹かれ、身につけていきました。

ブロックチェーンには2017年頃から注目していて、その頃ブロックチェーン界隈ではブロックチェーンのプロダクトの「CryptoKittiies」というサービスが賑わっていたのですが、調査したところ似たようなプロダクトを自分でも開発をすることができることを知ったので、学生ながら個人的にERC721規格に準拠したdAppsのサービスを興味本位で開発していました。その後、自分一人だけでのプロダクト開発に限界を感じ、2018年に東京工業大学大学院を卒業し、フリーランスとして様々なWebシステムの受託開発業務を行いスキルを磨いていきました。

——学生当時からエンジニアには関わりつつも、サービスやプロダクトを生み出したいという想いが強かったのですね。アーリーワークスにはどんな経緯で入社されたのでしょうか?

難波:アーリーワークスとの出会いは当時東京で開催されていたブロックチェーンのカンファレンスでした。私が個人でプロダクトの開発をしていた頃に、他のプロダクトについての知見も広げておく必要があると思い、勢いだって参加をしてみたのですが、その際にアーリーワークス代表の小林さんとCTOの山本さんに出会いました。そのカンファレンスでは海外の方の出店がほとんどで、日本人が少なかったこともあり日本でもスタートアップながら挑戦的なプロダクトを開発している企業があることに驚きを感じました。

会話をしている中で感じた印象としては、アーリーワークスが目指す世界観と地に足をつけたシステム開発技術に感銘を受け、アーリーワークスでならばエンジニアの実力を発揮する中で自分がやりたいプロダクト開発もできると思い、ご縁もあり入社させていただくこととなりました。

——当初のアーリーワークスは、代表の小林さんとCTOの山本さんの2名体制だったと思うのですが、その時から仕事の捉え方や心意気といったところは今と共通する部分があるのでしょうか?

難波:ずっと変わっていないですね。今のアーリーワークスが掲げる「これからの当たり前を開発る」というマインドを出会った頃から意識されていて、世の中の使われてない資源を効率的に使うというシステムを開発されていました。現在と手段や設計は異なっているのですが、最終的に目指してる地点や理念は全く変わってないという印象です。

ブロックチェーンを模した新しい開発の流れ

——現在の仕事環境についてお聞きしたいのですが、アーリーワークスでの開発の流れや特徴について詳しく教えてください。

難波:案件受注や追加改修の事項を決めた後、まずは、プロジェクト体制の構築と機能の洗い出しを行います。どの程度の規模でどんな機能が入るか、スケジュールはどの程度かを大まかに把握しながらアサインメンバーを検討する流れですね。ここでは、デザインとフロントエンドとバックエンド、またクライアントという4つの登場人物が大きくいるのですが、意見をまとめ上げその最終的な、結果を資料化します。一般的に「機能要件」と呼ばれるフェーズです。

次に「設計」フェーズに移るのですが、機能要件をまとめ上げた際に作成するシステムの業務フローに基づいて、まずはじめにテーブルの設計を行います。その後、テーブル設計が固まった後に、デザインを起こす作業に取り掛かります。テーブル設計からデザインに起こすまでのスピード感がプロジェクト進捗の進捗に直結する事が多いため、少数精鋭の部隊でデザインの上流から関わりながらスピーディに行います。

この時点で大枠の設計自体は完了するため、その後、UX面とシステム面で折り合いをつける作業にかかりまして、システム側とデザイン側が連携をとって、必要なUXや要素を議論しながら進行し、辻褄を最後に合わせるというコンセンサスの取り方で進めています。
私はその中で、クライアントの要望を考慮しながら、各種機能を実現するためのロードマップと工数算出を行い、フロントエンド、バックエンド、デザインのそれぞれの設計で最も良い仕様を検討することを行っています。

——私もデザイナーとしてこの流れの中で意見を交換しながら要件定義とデザインを進めていますが、全く他の企業ではなかなか体験ができない進行方法だと感じています。これで辻褄があうのはそれぞれが何をするべきかを全員が理解し行動にうつしているからですね。

難波:「これからの当たり前を開発る」を業務方法にも実践しながら試行錯誤するカルチャーがあるからですね。そうした「設計」が終わると「開発」フェーズにうつります。各種機能群を粒度を細かくし、タスク化してマイルストーンを抑え、どのタイミングで何を終わらせるという期日を定めて、実行にうつします。
最初の1週間でスプリントミーティングを行いマイルストーンを定めて、その後リリース単位での進捗確認を都度行いながら定例会議で管理をするという流れです。メンバーには、1人で複数の業務を抱えているので、優先順位を考えながらタスク単位でアサインすることもあります。

開発が終わるとQA(品質保証)フェーズに移ります。QAの担当にシナリオテストをやっていただいて、そのフィードバックをもとに修正を行い、最後に監督である私が最終確認するというのがQAフェーズです。
そして最後に受け入れテストを行ってリリースとなります。アーリーワークスではシステム開発だけでなく運用や拡販も行っているため、リリースした後にも稼働テストやマーケティングの測定を行い、そこで出た課題をもとに新しく機能要件をしてというサイクルに入ります。

——その中で難波さんが得意な点や一番性に合っていると思う作業や工程はありますか?

難波:現在のところはプレイングマネージャーとしての役割で現場の仕事を回している工程ですね。細かい現場の意思決定から大枠の方針の意思決定をするところの権限を現在持っているので、これらを駆使して短納期で高品質のサービスを構築する事ができていると思っています。
一方で、今後は、状況共有や進行管理を高いレベルで行うことができるマネージメントスキルを身につけて、効率よく業務を回すことで一人でやった時の何倍もの成果を生み出せる体制を作っていくことが今の私の課題ですね。

——将来的にはエンジニアというプレイヤーではなくマネージメント側として働きたいという気持ちが強いのでしょうか?

難波:色々とまだ思案中です。私自身マネージャーの気質はあると思うのですが、マネージャーかつエンジニアとしてプレイングもできるという方は社会にあまりいないと感じているので、両方が一流のレベルに達することを目標にしています。マネジメント面ではできるだけ効率的に現場を回すことができるようスキルアップするということ、プレイング面ではできるだけ工数を少なくするような設計やノウハウを貯めることを意識しています。最終的には「難波さんに任せていれば100人分くらい仕事が進む」というポジションをとっていきたいと思っています。(笑)

——人数がなかなか少ない中で業務を熟さないといけないので、会社から求められているのもそういう役割ですね。相当負担は大きいものの、その分今後の社会に求められている個の力は他企業に比べて格段につけられると思います。

難波:私がアーリーワークスに入って身についてよかったと思えるのは、設計やコーディングスキル以外はもちろんですが、一番は対クライアントスキルですね。色んな方と密に連携するのでコミュニケーション能力が日増しに向上していくのが実感できます。また、プロジェクトの管理スキルも身につきました。学びながら実践できたということがよかったですし、何より常に課題が見つかるのがいいなと思っていて。そのおかげで課題に直面することに対しての抵抗感がない状態になりましたね。

——アーリーワークスは事前に全てを持っているというより、志と特異な技能を持って入ると、後から大量のスキルが身についてくるイメージが強いですよね。実践の中でスキルを獲得していくような文化はありそうです。

難波:できるか分からないけどとりあえずこれまでの経験をもとにやってみようと思える文化がありますね。もちろん最初から影響範囲が広いときついので、狭い影響範囲からチャレンジできるのはよかったです。会社が掲げる「これからの当たり前」という言葉があるように、今の自分に求められているスキルを当たり前にできるように身につけていくような感覚で全員仕事をしていると思います。

自分と社会と人のために、自分の課題を見つけて行動に移す

——そんな環境に、新しい方がエンジニアとして入ってきた場合、そのエンジニアに求めるスキルはどういったものになるんでしょうか?

難波:課題を課題だと感じるスキルだと思っています。例えば、ここの部分の開発にすごく時間かかっているなとか、ここの部分にすごいコミュニケーションコストを払っているけど、実はこういうふうにやったらいいんじゃないかなとか。現状が一番いいと思わずに課題を探して、自発的に課題の解消に向かってアプローチをする人はアーリーワークスにあっていると思います。
逆を言うと、自主性がなく仕事をアサインしてもらってただ業務をやるだけの人、そのあとは何もやらないという人は会社にあっていないと思います。

——自分はこの立場にいるからこういうことを任されているんだろうということを想像して、その中で更にやるべきことと、それに対する課題を見つける力ですね。

難波:自分で自分自身の課題を見つけるのはすごく難しいと思っていて、そんな中で自分を変えるきっかけをアーリーワークスの環境は与えてくれていると思います。その機会を活かせるかどうかは、自分次第というのはあるのですが、ぼくは自身が成長できるのであれば、アウトプットに対して課題が山積みであっても一つ一つを解消するごとに自分が変わっていくというアクションが重要だと考えているので毎日のように改善を繰り返しとえります。この思考回路と行動は、アーリーワークス社内での業務に限らず、これからの変化する社会の中で非常に大切だと考えています。

スキル以外のアーリーワークスらしい人間性という面で見ると、少しエンジニア寄りの思考になるのですが、何かしらに取り掛かっているときには、没頭できるかどうかが大切だと思っています。没頭という中にはいろんな要因があるのですが、責任感であったりとか好奇心であったりとか、あとは集中してしまう性格とか。アウトプットの品質を高めていくために、そのような没頭できることがとても重要ですし、それがアーリーワークスのVALUEである「一流」だと考えています。

また、他者への思いやりも大切だと思っておりまして、業務や会社が別でも、社会は全てが人と繋がっていることを理解して、人と人とのコミュニケーションの中に気遣いをしっかりと持ってる方は、この会社と相性が良いと思いますね。そういった方しかアーリーワークスにはいないと思います。

その面で見ると、今の職場環境には満足しています。先ほど言った人間性がVALUEに合った方が揃っていますし、全員何かに没頭できる人たちが集まっていると思います。
他に特徴的なのは、PDCAのサイクルが早く、Doを即実践する方が多いです。Planは自分が思っている課題やプロダクトの課題が分かりやすいので計画しやすいですが、その先のDoにあたる実践に移すことができる人が他の企業に比べて格段に多いと思います。少ない人数でプロジェクトを成長させることができるのは、そのような自律した方々で構成された会社だからこそだと感じます。

応募を検討している方へのメッセージ

——これからアーリーワークスへの応募を検討している方に対してメッセージをお願いします。

難波:今の社会は技術の移り変わりがものすごく早いです。その流れの中で一つ一つの更新された情報をキャッチアップすることがとても重要なのですが、その時代の流れによって得意としている今の技術が廃れてしまう可能性があります。アーリーワークスでは、そのような環境の中でも活躍し人生の選択肢を広げることができる基本的な「どの時代でも必要とされるスキル」を業務の中で身につけることができると思います。
声をあげれば仕事を任せてもらえてチャレンジすることができるので、そういった意欲やハングリー精神を持っている方はぜひアーリーワークスで一緒に働きたいなと思います。これはアーリーワークスに応募する方だけに言えることではなくて、他の色々な業種で働いている方々もそういう意欲を持っていると嬉しいですね。